CentOS7にCloudStack4.9を入れた

新自宅サーバーを自宅クラウドにすべく、iaasの何かを入れようと思って、いくつかtryしたうちのCloudStackを入れた手順のメモ。

クラウド環境は、All in oneで、ハイパーバイザーは旧自宅サーバーに合わせてKVMを使用する。

構成は、ブロードバンドルーターに繋いだ自宅サーバー用マシン

– 手順 –

1.LAN設定の変更

①/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eno1でNM_CONTROLLED=noにする。

※ DHCPにしてるのはブロードバンドルーターの機能でMACアドレスからIP=192.168.0.10に固定してるため。

②NetworkManagerをやめてnetworkを使用する

③SELinux無効、ファイヤーウォール無効

2.MariaDBのインストール

①古いMariaDBを削除

バージョンが5.5~なので削除する

②/etc/yum.repos.d/MariaDB.repoを作成

③MariaDBインストール

④設定ファイルの作成

⑤起動

3.MySQLコネクターをインストール

①/etc/yum.repos.d/mysql.repoを作成

②インストール

4.nfsの設定

①プライマリ、セカンダリ用のディレクトリ作成

CentOS7を自動パーティションで作成したので、空きの多いボリュームにする。

/homeにプライマリ、セカンダリのフォルダを作成する。

②/etc/exportsの作成

③nfsのインストール

④/etc/idmapd.confの修正

⑤/etc/sysconfig/nfsの修正

⑥起動

5.管理サーバーのインストール

①/etc/yum.repos.d/cloudstack.repoの作成

②インストール

6.管理サーバーのセットアップ

7.システムVMテンプレート(KVM)のダウンロード

①セカンダリディスク(/home/exports/secondary)にダウンロードする

CloudStackは4.9だけどシステムVMは4.6が最新みたいなので4.6にした。

8.agentインストール

9.kvm-qemuの設定

①/etc/libvirt/qemu.confの修正

10.libvirtを設定

①/etc/libvirt/libvirtd.confの修正

②/etc/sysconfig/libvirtdの修正

③libvirtd再起動

④KVMの確認

11.停止順序の設定

シャットダウン時にcloudstack-managementより先にnfs-serverが終了しないようにする。

①/usr/lib/systemd/system/cloudstack-management.serviceを修正

Afterにnfs-server.service、mariadb.serviceを追加

Beforeにcloudstack-agent.serviceを追加

②設定を反映する

12.GUIにアクセスして設定

http://192.168.0.10:8080/client

ユーザー名:admin

パスワード:password

①ようこそ画面はスキップ

②インフラストラクチャでゾーンを追加する

③基本を選択

④DNSはルーターのアドレス、ハイパーバイザーはKVM、ネットワークオファリングはDefaultSharedNetworkOfferingを選択

※6.3.1. 基本ゾーンの構成 –  http://svn.apache.org/repos/asf/cloudstack/docsite/html/docs/ja-JP/Apache_CloudStack/4.1.1/html/Installation_Guide/zone-add.html

⑤ゲストトラフィックはそのまま次へ

⑤ゲストトラフィックでストレージをドラッグしてストレージトラフィックを追加。

⑥podの追加。アドレスの範囲は、192.168.0.100~192.168.0.119にした。

⑦ゲストトラフィック。アドレスの範囲は、192.168.0.120~192.168.0.139にした。

⑦’ストレージトラフィック。192.168.0.140~192.168.0.159にした。

⑧クラスター

⑨ホスト。このサーバーマシンを指定

⑩プライマリーストレージ。nfsでエクスポートした/home/exports/primaryを指定。

⑪セカンダリーストレージ。nfsでエクスポートした/home/exports/secondaryを指定。

⑫ゾーンの起動

⑬しばらくしたら完了するので、ゾーンを有効にする。

⑭少しすると、システムVMが2つ起動する。


 

これで環境は完成。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…

一応ゲストVMの作成もできたが、100Gとか大きなストレージで作ろうとすると失敗する。

secondaryの容量が足りないとかエラーがでる。

GUI起動までは良いとして、zoneの作り方が違うかもしれない。

↑nfsでマウントしたボリュームの容量より大きなVMを作るとエラーになるので、nfsは/homeの下にした。

作成したブリッジとか設定するとこないし。

もっと学習が必要だ。。。

参考サイト

CloudStack 完全ドキュメント –  http://people.apache.org/~gochiba/ja-JP/html/index.html

CentOS 7 MariaDB インストール、及び初期設定 – http://server.etutsplus.com/centos-7-mariadb-install-and-mysql-secure-installation/

その他 – ググった

追記・修正

(2017.1.30):手順12.⑤⑦’ – ストレージトラフィックを追加した。

(2017.2.3):手順11.① – Afterにmariadb.serviceを追加。Beforeにcloudstack-agent.serviceを追加。

(2017.2.4):手順11.①  – ルーターが起動しなくなったので、Before=cloudstack-agent.serviceを削除。

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